リモートワークと家族

最近の感染症対策による社会情勢で、リモートでの対応が可能なものはそうしましょう、という雰囲気がある。

ぼくもここ数日、特に会社に行く強い必要性がない日は、通勤による感染リスクを気にして自宅で仕事をしている。通勤する場合は40分ほど電車に乗る必要があるので、混雑はしていないにしてもまぁまぁ気になるからだ。

自分が所属しているチームはリモートワークは慣れたもので、フルリモートの人も1人いるし、他のメンバーも日によってはぼくのようにスポットで自宅で仕事をすることもある。

職場だけではなく、たとえば自分がスタッフとして関わっているカンファレンスや、コミュニティのミーティングなどは、リモートで開催されることが多い。そもそもスタッフの居住地が日本全国に散らばっていて、物理的に集まることが難しいからだ。これももう慣れたもの。

このように、リモートでの仕事やミーティングにはなんの抵抗もない、と思っていたが、一点最近困っていることがある。それは家族との調整だ。

ぼくはあくまでも普段は会社に通っていて、なにか特段の事情がある場合にのみスポットでリモートワークをしている。なので、家にリモートワーク専用の部屋や書斎的な場所を設けていない。リビングのいつも座っている場所で、ラップトップを膝の上において仕事をしている。当然、時間帯によってはすぐそばに家族がいる。

カンファレンスのオンラインミーティングなどは夜間に開催されることも多いので、家族の隣でイヤホンをしてミーティングすることなどは別に珍しくはないのだけど、時間帯によっては少し困ることがある。食事の時間だ。

これまで、家族の食事の時間とオンラインミーティングが重なる場合は、だいたいは平日なので会社に残って自席とか、定時後の会議室を少し借りて対応するなどしていた。ところが、最近は社会全体のリモート割合が増えたことで、自宅ワークの日に食事時間帯にオンラインミーティングが発生する、みたいなケースが生じはじめている。さすがに家族が食事をしているそばでミーティングをするのは気がひけるので、どうしてもという場合は食事の時間をずらしてもらったり、もしくはミーティングの方をキャンセルする、という形になる。

幸い我が家には半分倉庫みたいになっている部屋が一部屋あるので、あそこを書斎にしたほうがいいのかなー、というのを最近悩んでいる。