Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 にプロポーザルを採択していただき、登壇してきました。
2018年以来になります。前回は、当時まだ今ほど浸透していなかった「リモートワーク」をテーマに発表しましたが、今や自分もRSGTそのものにオンラインで参加するなどあたりまえの世の中になりましたねぇ...。
ぼくは去年、Chatwork株式会社に入社しまして、そこから現在までScrum@Scaleを推進する仕事を主としています。 入社間もない時期から、この取り組みについては継続的に発信してきました。
最初は入社直後に会社の技術ブログで公開。
その後、エンジニアHubさんに機会をいただいて寄稿もさせていただきました。
そして今回のRSGT2022での発表がこちらです。
いずれも、Scrum@Scaleというスケーリングスクラムの手法についての解説と、社内での「その時点」での適用の様子をお伝えしています。
特に今回のRSGT2022では、Scrum@Scale導入初期から昨年末までの推移についてもご紹介しました。
こういった「手法」についての紹介は、手法そのものの理屈と、それを実際の現場に適用することについて少し乖離があります。
どんなにガイドや教科書を読み込んでも、そっくりそのまま現場に当てはめられるか、というと難しさがあります。 特に、自分たち以外の他の現場の事例というのはそれなりに参考にはなりますが、扱っている事業も集まっているメンバーもコンテキストもまるで違う現場での成功事例をそのまま真似することに意味はありません。重要なのは、どういう考え方に基づいてそのやり方になったのか、という部分だと思います。
そこで、ぼくは継続的に自分たちの取り組みを発信することで、自分たちの現場がどういう推移を経ているのか、に注目してもらいたいと考えました。RSGT2022のプロポーザルを提出したのは去年の夏ですが、その時点での試行錯誤の様子では、ひょっとしたら1月の本番のときはScrum@Scaleをやめている可能性すらありました。その場合は、それはそれでなんでやめたのか、も含めて発表すればいいや、くらいに考えていました。そういった「時系列の時々で選択してきた考え」をふまえて事例を紹介することで、はじめて皆さんの現場でもなんとなく参考になるレベルになるんじゃないかな、と思っています。
もう少しまた時間が経つと、ぼくらの取り組みの様子も変わっていると思いますので、頃合いをみてどこかで発表したいな、と思っています。
今年のRSGTはハイブリット開催でしたが、ぼくはオンライン参加を選択しました。 現地の会場をうろうろしていたわけではなかったので、登壇内容についてご質問などがあっても少し捕まえづらかっただろうと思います。
個別に話を聞いてみたい、などあればお気軽にお声がけください。