エンジニアリングマネージャとして会社にジョインするのは難しい

新しい会社に入社して1ヶ月半経った。

今回はエンジニアリングマネージャとしてのポジションでの採用で、過去4回の転職はすべてアプリケーションエンジニアとしての採用だったので、その差分に若干戸惑っている。時勢的にフルリモートワークというのも大きい...。

"成果"が見えにくい仕事に対する実感をどのように得るか

まずひとつは、"成果"に対する手応えが異なること。エンジニア採用であれば、「入社最速RTA!!」などと言いながら、とりあえず小さなタスクを拾って入社後1週間以内くらいに自分の出した最初のプルリクエストがマージされれば、「最初のステップは超えた」という実感を得ることができた。

マネージメント職では、そのようなわかりやすい成果が見えづらい。そもそも、自分の打ち手が効果を発揮するのが翌月、みたいなリードタイムも珍しくないので、自分はちゃんと給料分働けているのだろうか、とまぁまぁ不安になる。そこで、上役の人やメンバーと1on1などで期待値コントロールを丁寧にやる、ということをして心の平穏を保っている。

また、入社後1ヶ月のタイミングで社内のグループウェアにふりかえりを書いた。これを読んでくれた人からも概ね好評だったので、続けていこうと思う。なんとなく自分のやった仕事を書き出してみると、「なんやかんやで結構仕事してるな」という認識が得られるので、これも心の平穏につながる。

観察と干渉のバランス

自分がメンバーだった時代、新しく採用されて就任したマネージャーの過干渉により、ハレーションが起きて大きなストレスとなったことは何度もある。チームの課題を解決するのが仕事なので、必要であればある程度意図的にチームにストレスをもたらす手法はないこともないが、昨今のサーバントリーダーシップの考え方とはそぐわないし、自分の好みでもない。

自分のチームに対する干渉が、チームとってストレスになっていないか、というのがとても気になる。逆に、それを恐れるあまり「あの人、何をするために雇われたの?」と思われてしまっても困る...。このバランスが難しい。

スクラムマスターとしてのトレーニングで身につけた考え方を活かして、当面は「観察」を重視している。このあたりのさじ加減は、いかんせん自分としても経験の少ないことなので、小さく失敗しながらやっていきたい...。(あまり失敗して良い分野でもないんだけど)

表に言える仕事内容

会社のイベントで登壇させてもらったり、ブログエントリを書いたりした。

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こんな感じで、今の所元気に暮らしています。