事故のその後

daiksy.hatenablog.jp

その後です。

昨日は酒も入っていたし、事故直後で興奮していたということもあったのか、今朝起きたら右足がかなり痛む。 とはいえ歩けないほどではなかったので、徒歩で近くの整形外科へ。

病院で事故によるものという旨を伝える。警察には事故報告はしていて、先方の連絡先も聞き、保険会社から連絡待ちであると医者に伝えたところ、なぜか医者に「示談なんて甘いで、被害届出さんかい」と説教された...。理不尽すぎる。

病院の事務の方に連絡先を伝えると、加害者に連絡を取って、そのまま保険会社とも段取りをしてくれたらしく、診察費も薬代も取られなかった。

診断は打撲。1~2週間で治るけど、激しい運動は1ヶ月くらい控えるように言われる。歩く時にかなり痛いが、ひとまず軽症で良かった。

その後自宅で待っていると、加害者の保険屋さんから電話があり、今後の手続きや書類などの説明を受ける。 加害者はドライバーさんで処分内容によっては仕事に支障が出るとのこと。ぼくも軽傷だったし、治療費などの保障が受けられるのではあれば被害届を出すつもりはない、と伝える。今日会社を休んだ分の休業補償などがひとまず支払われるらしい。

その後警察に電話。今後は保険会社と交渉をすすめるので、事件として届けるつもりは無い旨を伝える。

事故にあったのは悲惨だったけど、関係者全員ちゃんとした人で特に今のところ揉め事もなく処理できたのが幸いだった。。。。

皆さんご心配をおかけしました。

新年早々、車に跳ねられた

昼間、京都のフリーランスの友人のオフィスを間借りして、来週の登壇スライドを作っていた。

その後そのオフィスにいた人たちと飲みに行き、帰路についた。

帰りの電車を乗り間違えて、最寄り駅を通過する電車に乗ってしまい、どうせ乗り過ごしたのだしラーメンでも食べて帰るか、と繁華街のある駅で降り、ラーメン屋を探していた。

裏路地的な交差点を歩いていたときに、右折車が侵入してきて、跳ねられた(正確には右足がぶつかった)。 自動車もすぐにブレーキを踏んで停車したおかげで、たぶん打撲くらいですんだはず。

状況を理解できずに半ばパニックでうずくまっていると、運転手が降りてきて声をかけてくれたので、警察を呼んでもらった。 後ろにキレイなお姉さんが2人乗っていたので、たぶん風俗の送迎ドライバーなのだろう。

警察が来て、その後運転手の会社の人が来て、調書を作成した。ドライブレコーダーがあったので、状況確認はスムーズに終わった。 先方の会社の車での事故なので、保険できちんと対応するとのこと。ひとまず連絡先を交換し、警察の手続きは診断書をもらうまで保留ということにして解散。

明日病院に行ってくる。

年明け早々ひどい目にあった。。。。これが前厄ってやつか。。。。

機械学習プロジェクトのマネジメントの入り口 -『仕事ではじめる機械学習』を読んだ -

仕事ではじめる機械学習

仕事ではじめる機械学習

ちょうど仕事で機械学習を用いた機能開発のプロジェクトの進行管理をしていて、目次をみたところ良さそうに思ったので読んでみました。 オライリーEbookでPDF版を買ったのですが、まもなく紙版も出るようです。

まえがきには、CourseraのMachine Learningコースを受講するか、『ゼロからつくるディープラーニング』を読んでおくと良い、とありました。ぼくは直前に『ゼロからつくるディープラーニング』を読んだあとでしたが、いきなり1冊目に読んでも問題ないのではと思います。難しい数式などはあまり出てきません。とはいえ、ある程度の機械学習についての知識を持っているのが前提になっているので、少なくとも機械学習を取り扱う際によく出てくる用語の意味などはある程度知っていたほうが読みやすいと思います。

ちなみに、『ゼロからつくるディープラーニング』は初学者にとってはとても良い本で、これを丁寧に一冊読むとなんとなくディープラーニングが分かったつもりになれます。ぼくは高校から文系コースに進み、大学では国文科を卒業したゴリゴリの文系です。数式を見てもあまりピンと来ないという体たらくですが、幸いプログラマとして長年生活をしてきたおかげで、ソースコードは読めます。この本を読んで、ピンと来ない数式もPythonソースコードで書かれたらなんとすんなり読める、ということに気づいた瞬間から、数式に対する苦手意識が消失しました。

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

  • 作者:斎藤 康毅
  • 発売日: 2016/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん』あたりと組み合わせて読むと、「機械学習完全にマスターした」という気持ちになって学習のテンションも跳ね上がります。

仕事として機械学習に取り組むのは難しい

ぼくは現在、ディレクターという立場です。自分でプロダクトのコードを書くことはありません。なので、自分が開発するというよりも、開発チームのマネージャとして機械学習のプロジェクトを成功に導く、という視点で本書『仕事ではじめる機械学習』を読みました。

実際にビジネスに寄与するための機能として機械学習を取り扱うのは難しいです。具体的には

  • 高速に技術的負債が蓄積する
  • 試行錯誤が必要で見積もりがしづらい
  • 完了の定義が難しい

といったことがあげられると思います。これらを理解せずに、従来の「機械学習を用いないシステム開発のセオリー」しか知らない状態でプロジェクトに取り組むと、確実に失敗すると思います。

とはいえ機械学習を仕事で扱った経験のある人は少ないのも事実。どのように取り組んでいけばいいでしょうか?

機械学習プロジェクトを仕事として成功させるためには、少なくとも自分たちがどういう性質のものを扱おうとしているのか、ということを知る必要があると思います。上記の3点に対して、それぞれ

  • どのようにして技術的負債が蓄積されるのか
  • プロジェクトを進行するにはどのような手順があって、どのフェーズで試行錯誤が必要なのか
  • 何をもって完了とするのか。または、リリース後にどのように継続的な取り組みが必要なのか

といった事柄を知り、理解しておく必要があります。

本書を読むと、これらについての概観を得ることができます。また、本書を読む以前から機械学習プロジェクトのマネージメントに取り組んでいますが、そこで経験した所感とも一致します。もう少しはやくこの本を読んでいたら、プロジェクトの最初のアプローチも変わっていたかもしれない、とも思いました。

コードを書かなくなったマネージャによってもたらされる最大の地獄は、「自分がコードを書いていた時代に経験したセオリーをいつまでも当てはめ続けることで失敗する」というものです。機械学習プロジェクトは、この世にそれを経験した人が圧倒的に少ないゆえに、このようなマネジメントの過ちが、これから最も起きやすい分野であるともいえます。

正しい知識を得て、適切にプロジェクトに取り組めるようにしておきたいですね。そういう意味では、これから仕事で機械学習に取り組んだり、取り組もうとしていたりする全人類が読んでおいても損はないかもしれません。

今年のn冊

今年読んでよかった本

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

2017年の振り返りと来年の予定

恒例の年末の個人活動の振り返りです。 去年はこういう感じでした。

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今年は書籍を執筆したりDJデビューしたり、新しい経験ができました。仕事でもディレクターになって働き方が変わりました。 それでは月ごとに振り返っていこうと思います。

1月

特に主だった活動はしていないですね。

インスタ映えのする鴨鍋を食べたりしてました。

鴨を喰らう!!

2月

ディレクターになりました。

DevLOVE関西で登壇。心理的安全についてお話しました。 devlove-kansai.doorkeeper.jp

スライドはこちら。

ScalaMatsuriにスタッフとして参加しました。

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3月

ヴァル研究所さんに見学に行きました。 daiksy.hatenablog.jp

スクラムブートキャンプ大阪に参加してきました。 scrumdo-kansai.connpass.com

この頃は、仕事が忙しくてめちゃくちゃ消耗していた。ゼルダが唯一の人生の癒やしでした。

4月

Scala関西Summitの会場の下見などをしていました。

あと、念願のクラフトビールの聖地ポパイに行きました。

5月

会社の部活でDJデビューしました。

休日のたびにコワーキングスペースにこもって本の執筆してたのもこの頃かな。

6月

Agile Japan 2017 京都サテライト & KANJAVA PATY 2017 daiksy.hatenablog.jp

このときの発表が好評だったので、来年のRSGTやデブサミに繋がります。 ここでの発表をアレンジしたものをプロポーザルとして提出しました。

7月

Scala福岡で登壇しました。来年も行きたいです。 daiksy.hatenablog.jp

8月

夏休みに恒例のフェスに行ってました。が、ずっと雨でつらかったので来年は晴れてほしいです。 daiksy.hatenablog.jp

9月

Scala関西Summitが開催。スタッフとしてお手伝いしました。 daiksy.hatenablog.jp

人前でDJデビューしました。 smtppp.club

本が出ました。

Mackerel サーバ監視[実践]入門

Mackerel サーバ監視[実践]入門

10月

Web+DB Press誌にScala関西Summitのイベントレポートを書きました。

WEB+DB PRESS Vol.101

WEB+DB PRESS Vol.101

11月

10月, 11月はライブに行きまくっていました。

12月

またDJやりました。 smtppp.club

毎年恒例の合同勉強会に行きました。 gbdaitokai.connpass.com

来年

早くも来年の登壇予定がなんと3つも決まっています。 来年は30代最後の1年です。エンジニアコミュニティで活動をはじめたのが32歳のとき。30代の10年間でずいぶん遠いところに来たな、という感慨があります。とくに自分がデブサミで登壇することになるなんて、たぶん10年前の自分に言っても信じないと思います。

30代の締めくくりに相応しい1年にしつつ、次の10年のキャリアの方向性をきちんと決める1年にしたいなと思っています。

1月12日 Regional Scrum Gathering Tokyo 2018 Day2 に登壇 2018.scrumgatheringtokyo.org

2月15日 Developers Summit 2018 Day1 に登壇 event.shoeisha.jp

2月18日 Backlog World に登壇 backlog.com

スターウォーズ 最後のジェダイ 感想 (ややネタバレあり

スターウォーズ 最後のジェダイを観た。

ネタバレ無しでTwitterで雑に感想だけ書こうかと思ったが、まだ観てない人には「面白かった」「面白くなかった」の評価だけであっても先入観を与えてしまって良くないと思ったので、ゾーニングの観点でブログに雑に感想を書く。

以下、観てない人は注意

いやーーーーー。なんか今回、微妙じゃないですか??

予告段階から無駄に期待感を煽る「予想を超える展開」も、なるほどこういう展開にするのか、とは思ったけど別に予想の域を超えてこなかったし、ラストバトルのオチはあれでいいんですか?

インターネットでは高評価が多くて逆に戸惑っていて、正直スターウォーズとしても映画としてもまったく良さがわからなかったです。

ビールと日本酒飲んだあとのレイトショーで観たので、酒によって判断力を失っていたおそれがあるので、素面でちゃんともう1回観ておこうとは思います。

あ。デル・トロが出てるって知らなくて、なんか似てる人がいるなー、と思ったらエンドロールでデル・トロだったのはなんか、面白かったです。

ちなみにフォースの覚醒は最高、という立場です。ただ、フォースの覚醒が微妙だという人の意見は、まぁそういう意見もあるかと納得がいったけど、最後のジェダイが良かったという意見はまだ1ミリも共感できないので、とりあえず今日は朝からひたすら賛否さまざまな感想を読みまくってなんとか腹落ちさせようと苦心しているというステータスです。

たんに旧作最高で新しいものを受け入れられない老害っぽい感覚なのかもしれない。

誰か、ぼくに共感できる人、一緒に飲みに行ってくれ...。

(追記) これが良い記事だった。

theriver.jp

うーん。過去との決別というのはとても良く分かるんですけど、あまりにも決別の仕方が雑じゃないですかね。

それこそフォースの覚醒で煽った期待感をあっさり投げ捨てるのは、作劇上の意図としてはそうやりたい気持ちはわかるし、やってもいいけど、手口がちょっと観客をバカにしすぎている気がした。もう少し丁寧にひっくり返すか、いっそのことエヴァQくらい思い切って捨ててほしかったな。