カンバン術の「えきすぱあと」ヴァル研究所さん見学記

ぼくが所属しているMackerel開発チームはスクラムで開発を行っている。最近チームの人数も増え、開発のエンジニアだけでなく、セールスメンバーも増員され、そういった職種の仕事のやり方も改善していきたい、という機運が高まっていた。

そこで、開発チームだけでなく、総務や営業など会社の全部門でカンバンを採用しているという噂のヴァル研究所さんにオフィス見学に行くことに。ヴァル研究所さんとは勉強会コミュニティで双方複数のメンバー間で交流があり、約2時間半の見学会を開催していただくことになった(相談すれば気軽に受け入れてくれるので皆さんもぜひ)。

オフィスに到着すると、まずはPepperくんが出迎えてくれる。

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ヴァル研さんといえば「駅すぱあと」最初に案内された部屋には、壁一面に時刻表が埋め尽くされていた。

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オフィスに入ってまず驚くのは、目に入るあらゆるところに、カンバンやKPTボードなどが配置されており、仕事のあらゆる物事が見える化されていることだ。ニコニコカレンダーでチームメンバーのメンタルが可視化されていたり、ワークフローやそのリードタイムがひと目でわかるようになっていたり。

圧巻のその様子はぼくの拙い文章よりも、こちらのスライドを見ていただくのが良いと思う。

どの部署も、徹底的に改善と工夫が繰り返されており、個性的である。これを自分たちの仕事に取り入れようと思っても、いきなりすべてを真似するのは無理なので、まずは何から始めればよいのか迷ってしまう。 (実際にどこから始めたら良いかは前述のスライドに書いてあります)

立ち寄る部署それぞれで質問をたくさんしていたら、予定時間をオーバーしてしまったのだが、どの職種の方とても丁寧に質問に答えてくださった。

ヴァル研さんは以前、はてなの京都オフィスでの勉強会に来てくださったことがあって、そのときに登壇してくださった方と再会できたのが個人的にとても嬉しかった。

daiksy.hatenablog.jp

この記事のDSLの「その後」を軽い立ち話ではあったが聞かせてもらったりした。

印象的だったのは、社員の皆さんがとても前向きで、職場を楽しくしようという工夫が随所に見られたことである。 『ジョイ・インク』で書かれているような「全社員が仕事に喜びを感じられる環境を作る」ということがまさに体現されていて、やっぱり仕事はできるだけ楽しく、前向きにやれるような環境を作りたいな、と思わされた。

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

見学会を終えた翌日、さっそくMackerelのセールスチームがカンバンを改造している。半年後に我々のカイゼンの結果をぜひ今度はヴァル研の皆さんに見に来ていただきたい。

ScalaMatsuriでA会場の司会をやっていました

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今年のScalaMatsuriにスタッフとしてお手伝いさせてもらい、当日のA会場の司会ローテーションを担当しました。

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去年からに引き続いてのスタッフ参加だったのですが、今年は仕事が忙しかったなどもあって準備段階ではあまりお手伝いできませんでした。関西からの参加ですが、去年はリモートである程度準備もお手伝いできたので、来年はもう少しなにか貢献したいなと思っています。

今年は、去年以上に国際カンファレンスとしてのクオリティもあがり、すばらしいカンファレンスになったと思います。

去年はリアクティブや関数プログラミングなど、「現在のScala」をどう応用していくか、という話題が中心でしたが、今年はDottyscala.metaなど、「未来のScala」についてたくさん話しが聞けて、個人的にはとても興奮しました。

EPFLのFelixさんのDottyのトークで、偶然かっこいい写真が撮れたところご本人にfavもらえてうれしかったです。(小並感

SlackでKPT用botを仕込んでみた - リモートチームのKPTテクニック -

ぼくたちの開発チームは、現在1スプリント2週間のスクラムチームとして活動している。スプリントの最後には振り返りを実施しているが、そこではおなじみのKPTを採用している。

参考: 情報マネジメント用語辞典:KPT(けいぴーてぃー) - ITmedia エンタープライズ

チームは複数拠点にメンバーが分散しているリモートチームで、振り返り会はテレビ会議を使って行われるので、KPTのやり方にもそれなりの工夫が必要となる。

Googleスプレッドシートを使ったKPT

通常のKPTでは、大きな模造紙やホワイトボードに、Keep、Problem、Tryの領域を定め、そこにそれぞれの内容について書かれた付箋紙を貼っていく。他の人が書いた付箋の内容が呼び水となって、他の人が別の課題を思いついたりもするので、全員が揃って付箋を次々に貼っていく、というスタイルが良いとされている。

メンバーが複数拠点にまたがっているリモートチームだと、少し事情が異なる。まず、模造紙と付箋紙、という物理的なメディアでの運用が難しい。拠点それぞれでKPT用ボードを使うと、それをどうやってマージしようか、という問題がある。

そこで、Googleスプレッドシートを使ってKPTボードを運用することにした。

daiksy.hatenablog.jp

以前こちらのエントリでも書いたが、Googleスプレッドシートを使ったリモート振り返りはうまく機能する。ログインしている他のユーザの編集状況がリアルタイムに反映されるので、ひとつのKPTボードにメンバーが次々と付箋紙を貼っていく様子をオンライン上で再現できるのである。

スプリント中のKPTをどう拾い上げるか

スプリント最後の振り返り会は、最初の15分で皆に一斉にスプレッドシートKPTを記入してもらうところからはじまる。しばらくこのやり方を続けていたが、次第に、スプリント中にKPTに書こうと思いついたことがあっても、振り返り会当日になると忘れてしまう、という課題がもちあがった。

全員が同一拠点で仕事をしているチームなら、解決方法は造作もない。開発チームが仕事をしている部屋の壁に模造紙を貼り、スプリント中に思いついたらここにどんどん付箋を貼れるようにすればよいだけだ。ところが、リモートチームだと少し事情は異なる。

KPT用のスプレッドシートを事前に作っておき、スプリント中そこに思いつき次第書き込めば良いではないか、と思われるだろうが、実際にやってみるとこれは難しい。

課題を思いついて、ブラウザを開き、スプレッドシートのURLを打ち込むか、ブックマークから探し出すかしてスプレッドシートにアクセスし、そこに内容を書く。壁の模造紙に付箋を書くことに比べると、実に面倒な手順だ。KPTを思いついても、スプレッドシートにアクセスするの面倒だし、後にするか、と思っているうちにやはり忘れてしまう。

もっと気軽にKPTを書き込める仕組みが必要なのだ。

SlackにKPTbotを仕込んだ

どのツールを使えば最も気軽にKPTを書けるか。いろいろ考えた末、Slackを使うことにした。リモートチームとして、我々は日常的にSlackを使ってコミュニケーションしている。Slackであれば、仕事中に常にアプリが立ち上がっているので、気軽に書きやすいだろう。

仕組みは実に単純。SlackのOutgoing Webhooksで、Google App Scriptに投稿内容を飛ばす。Slack上では、予め “K:"、"P:"、"T:” などのプレフィックスをルールとして決めておいて、そのプレフィックスに応じて、投稿内容をスプレッドシートのそれぞれの列に転記するのである。

転記が成功したら、Google App Scriptが成功した旨をSlackに返信する。

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こちらが、その様子。

KPT投稿には、Slackに専用チャンネルを用意して、他の議論と混ざらないようにしている。 定時が近づくと、普段コミュニケーションに使っているチャンネルに、リマインダーが現れ、KPTチャンネルに誘導したりもしている。

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まだ運用をはじめて日は浅いが、今のところ活発に日々投稿されているので、試みとしてはうまくいっているように思う。

2016年の振り返り

2016年もあとわずか。今年の振り返りを簡単に。

仕事

8月からMackerel開発チームのサブディレクターになった。 また、今年ははてなインターン実行委員長をやった。

hatenacorp.jp

今年は普段勉強会やアウトプットに使っているリソースのほとんどを、仕事やインターン準備にあてていたな、という感覚があった。 来年はこのあたりのバランスをもう少し変えていけるといいなと思っている。

勉強会 & カンファレンス

主催・スタッフ・登壇としてかかわったのは以下のもの。Scala関連がほとんどである。Scala関西Summit と ScalaMatsuriという大きなイベントにかかわれた。来年のScalaMatsuriのスタッフにいちおう名前が入っているが、今回はあまり手伝えていないのでこれから当日に向けてやっていきたい。

あと、福岡はまた絶対に行きたい。

Scala Matsuri 2016

2016.scalamatsuri.org

第3回 関西IT系インフラ勉強会

kansai-itinfra.connpass.com

DevLOVE関西 リモートワークの現場の知恵

devlove-kansai.doorkeeper.jp

Scala福岡

scala.connpass.com

speakerdeck.com

第3回 Scala関西勉強会

connpass.com

Scala関西 Summit

summit.scala-kansai.org

はてな×BizReach合同Scala勉強会

takezoe.hatenablog.com

DevLOVE関西 ビブリオバトルであの人のおすすめの本を知ろう

devlove-kansai.doorkeeper.jp

合同勉強会 大都会岡山 2016 Winter

gbdaitokai.connpass.com

speakerdeck.com

おもしろイベント

シン・ゴジラ飲み会

daiksy.hatenablog.jp

シン・ゴジラを10回観た、とか行ってたらギルドワークスの市谷さんと意気投合して、ゴジラ飲み会しようぜ、ということになった。 そうしたら、日経BPの記者さんから取材させてほしいと申し出があり、その記者さんを交えて和知でゴジラについて語りまくった。

我々の飲み会の様子がなんらかの記事になることはなかったが、その記者さんがてがけていた本が出ている。

とにかくゴジラに関するあらゆる場所に取材に行かれていたようだ。人生何が起きるかわからないものだなーと思った不思議な出来事だった。

その他アウトプット

はてなスタッフアドベントカレンダー

daiksy.hatenablog.jp

はてなディレクターアドベントカレンダー

daiksy.hatenablog.jp

Web+DB Press vol.96 Scala関西Summitイベントレポート

WEB+DB PRESS Vol.96

WEB+DB PRESS Vol.96

ライブ & フェス

4月5日 tricot CLUB QUATTRO


tricot『節約家』MV

6月15日 ストレイテナー BIGCAT


ストレイテナー「シーグラス」ミュージックビデオ(Dir:大久保拓朗)

7月2~3日 京都大作戦

www.sound-c.co.jp

8月27~28日 Rushball

RUSH BALL 2016 -2016.8.27-28@泉大津フェニックス-

9月29日 the HIATUS Zepp Namba


the HIATUS - Bonfire(Music Video)

10月10日 the HIATUS Billborad Live Osaka


the HIATUS - Clone(Music Video)

11月26日 toe BIGCAT


TOE LIVE AT THE REGENT: Goodbye

12月20日 MONOEYES なんばHatch


MONOEYES - Get Up(Music Video)

12月28日 RADIO CRAZY

radiocrazy.fm

来年はライジング行くぞ!!!!!

嫌われない勇気

※ベストセラーになった書籍『嫌われる勇気』からタイトルをもじっただけで、その書籍とこのエントリの内容に関連はありません

このエントリは、はてなディレクターアドベントカレンダー16日目の記事です。

advent.hatenablog.com

サブディレクターという仕事

ぼくはMackerel というプロダクトの開発チームに所属しています。これまで、2年弱アプリケーションエンジニアとして仕事をしてきましたが、今年からチームのサブディレクターに就任しました。

サブディレクターということで、厳密にはディレクターではありません。チームのメインディレクションは、ディレクターのid:Songmuに権限があります。

Mackerelチームは、はてなの中でもかなりの大所帯で、エンジニア、デザイナ、セールス、マーケティングと多用な職種の人が在籍しています。ロケーションも東京と京都、愛知(自宅からのリモート勤務)と多岐に渡っているため、ディレクター1人ですべてを差配するのは難しくなってきました。そこでぼくが、サブディレクターとしてディレクターを補佐しながら、主に自分自身も勤務する京都側のメンバーの取りまとめなどをやっています。

Mackerelの開発には乱暴に分けると2つの軸があります。チーム主導で行う継続的な開発と、他社さんとの共同開発です。前者は、我々開発チームがプロダクトの現状や市場の状況・ニーズなどから優先度を決め、自発的に開発を行っていきます。後者は、例えば先日リリースしたTwilio連携などのように、他社のサービスとのコラボレーション機能の開発で、これは連携先の企業と共同して進めることになります。

タイミングによっては、このような他社との共同開発が並行で複数動くこともあり、こういった場合ディレクターのid:Songmuと、サブディレクターのぼくとで分担して開発の舵取りをしたりします。

また、Mackerelチームでは開発手法として、スクラムを採用していますが、専任のスクラムマスターがいません。かわりに、スプリント計画に対する決定権や責任はid:Songmuが持ち、振り返りや日常のスクラム的な行事の推進はぼくが勤める、というようにスクラムマスターの役割を分担していたりもします。

そういうわけで、サブディレクターという何をやってるのか字面だけではわかりにくい職ではありますが、ぼくの仕事は、

といったところになります。あとはプロダクト開発にも直接かかわっていて、一部の機能開発でコードを書くこともしています。

仕事相手に嫌われてはいけない

こういった仕事を進めるにあたって、最近重視していることがあります。それは「嫌われない」ことを意識する、というもの。

若い頃、当時勤めていた会社の上司から、「お前はもっと人に嫌われることを怖がらないようにしないといけない」ということをよく言われました。仕事は仲良しこよしのグループではないので、馴れ合う場ではない。自分の主張すべきことはきっちり主張せねばならず、「こんなことを発言したら嫌われるのではないか」「もっと他人に対していい顔をしたい」というようなことは仕事を阻害する要因となる、といったニュアンスでしょうか。異論の余地なく正しい指導だと思います。

ただ、ぼくはこの「嫌われる」という表現にずっと違和感を持っていました。もちろん仕事で他者との衝突を必要以上に恐れてはいけないし、異なる意見をぶつけあうことで新しい発想にたどり着くことがある、というのは理解できるのですが、「嫌われて」しまってはいけないのではないか。

チームビルディングを語るうえで、最近「心理的安全」という言葉をよく目にするようになりました。

これについて詳しく書かれている『チームが機能するとはどういうことか』という書籍から定義を引用します。

心理的安全」とは関連のある考えや感情について人々が気兼ねなく発言できる雰囲気をさす。

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

これは「心理的安全」が存在しないチームを想像するとわかりやすいです。メンバーのミスを強く叱責するようなことが続くと、そのメンバーが叱責を恐れてミスを報告しなくなってしまう。メンバーが、「このような質問をしたらチームメイトから自分が未熟で能力が低いと思われるのではないか」と心配して質問ができなくなる。これらは、「心理的安全」がチームに存在しないために起きる問題です。

心理的安全」が保証されているチームでは、自分が発言することによって、叱られたり、不利になったりすることを心配する必要がありません。ミスの要因や、業務に対する理解不足の表明は、チームの仕事を前進するための重要なインプットとして扱われます。

ぼくがかつて上司に言われた「嫌われる」という言葉の違和感は、まさにこれについての懸念です。

他人から嫌われてしまうと、周りは自分に対して率直に接してくれません。相談もされず、自分のあずかり知らぬところで物事が進んでいる、というようなよくない状況に陥ります。メンバーや、協業先企業の担当者の人たちが、常に安心して自分に報告や相談をもちかけてくれる状況が前提としてあってはじめて、自分の主張や意見をぶつけ合うことができるのだと思います。

普通に仕事をしていて、他人に対して悪意をもって接している人などいません。お互いの主張や利益に対して、前向きに一生懸命取り組んだ結果としてのすれ違いがあるだけです。そのすれ違いを解消するために、嫌われる覚悟をもって物事を進めたり、主張を退けたりするメリットなどどこにもないと思うのです。

ぼくがサブディレクターとして仕事を進めるにあたって、最近気をつけているのが、こうした心理的に安全な雰囲気作りです。

心理的安全は自分への不利益を心配する、という状況だけに限りません。新しくお付き合いがはじまった相手先企業の担当者さんと、まだお互いの人となりがわからずに気軽に接することができない、という場合も同様です。そういった場合は、可能な限りチャットツールなどを使ったり、ときには雑談を交えつつコミュニケーションをすることで、仕様についての相談や不具合の報告などをできるだけ気軽に伝え合える雰囲気づくりを作るよう心がけています。

今のところその心がけが、仕事を前進させるために有効に作用している実感を持っています。

長々とおつきあいありがとうございました。明日はCTOのid:motemenです!

会場タイプ別のライブの感想

はてなスタッフアドベントカレンダー2日目の記事です。 昨日は id:onishi さんの 好きなものについて語る難しさ でした。

今年のテーマは「好きなもの」です。

ぼくは、好きなバンドが何組かあって、1~2ヶ月に1度くらいのペースでライブに出かけます。ライブハウスに行くことが多いですが、バンドによっては実に様々な会場で公演が行われます。そこで今日は、会場のタイプ別の感想や楽しみ方について書いてみようと思います。

ライブハウス

王道という感じです。 ライブハウスは規模によって趣が異なります。数百人が入れる箱もあれば、数十人くらいのものもあります。

小さなところだと、客席がとても近く、アーティストを間近に見れますし、大きな会場だと大勢の人との一体感が楽しめます。

ライブハウスでは、公演のチケットの他にドリンク代が必要で、かつてはワンコイン(500円)だったのですが、最近はドリンク代が600円のところが多くなってきました。あらかじめプレイガイドなどで購入したチケットをもぎってもらう際にドリンク代を支払い、ドリンクチケットを受け取ります。あとは任意のタイミングでドリンクカウンターに行き、ドリンクと引き換えましょう。アルコールもあります。

ライブハウスでの鑑賞は、位置取りが重要です。前の方に行くと熱心なファンがいて、激しい演奏のバンドなどだともみくちゃになります。後ろの方はそれほどでもないので、曲によって前と後ろを行ったり来たりしたり、最初は前の方で騒いで疲れたら後ろに下がる、など様々な鑑賞の仕方があります。

ライブハウスは、なんといってもアーティストとの距離がとても近いので、好きなバンドがいれば一度は行ってみることをオススメします。

野外フェス

最近は野外フェスが人気ですね。フジロックとかサマソニとか、そういうところです。フェスの醍醐味は、いくつかあります。複数のアーティストが演奏するので、1日でたくさんのバンドの演奏を聞くことができますし、野外の開放感もあります。

だいたい会場のどこにいても、なにかしらの音楽が常に聞こえているので、太陽の下でビールを飲みながら、遠くから聞こえてくる演奏に耳を傾けるだけでも非日常感が楽しめます。

お天気が崩れるとあまりよい体験にはなりませんが、泥まみれになりながら踊ったりするのもまた醍醐味といえましょう。

屋内フェス

年末のカウントダウンなど、冬場に開催されるフェスは屋内が多いです。幕張メッセなどの大きな施設が会場になります。

屋内フェスは、野外と違って天候の不安がありません。冬場でも、コートをクロークに預けて軽装で鑑賞できます。一方で、ステージがそれぞれ独立した建物の中に設置されることになるので、野外フェスのようにどこからともなく音楽が聞こえる、という雰囲気ではなく、いくつかのライブハウスが一箇所に集中していて、それをめぐる、という雰囲気になります。

夏の野外フェスなどはやはり暑さで過酷だったりもするので、過ごしやすさはダントツで屋内フェスのほうがよいですね。その分開放感は野外に劣ります。

多目的大規模ホール

大阪城ホールや東京ドーム、武道館などがこのタイプに入るでしょうか。何千人、何万人もの人が一箇所に入るような大きなホールでのライブです。

アリーナに入れれば楽しいのでしょうが、席によってはアーティストが豆粒くらいの大きさでしか見えず、公演のほとんどを会場の巨大ディスプレイ越しに観る感じになります。

ちなみにぼくは大きなホールのアリーナのチケットが取れたことがないので、だいたい後ろの方の席からの鑑賞しか経験がありません。あまり好きな形式ではないです。

コンサートホール

こちらは音楽専門のホール。クラシックなどが演奏されるところです。ロックバンドのアコースティックライブ、みたいな企画でこういった会場が用いられることもあります。

1人ずつ座席が割り当てられるので、落ち着いてゆったりと鑑賞できます。一方で、激しい演奏で体を揺らしたり隣の人と肩がぶつかりあったり踊ったり、といった鑑賞はできません。

好きな曲をじっくり、ゆったりと聞けるので純粋に音楽が楽しめる環境です。

ビルボードライブ

先日はじめて行きました。カテゴリに分類するとどう呼称するのでしょう。

レストランで、お酒や食事をいただきながら演奏を楽しむ形式です。

ぼくが行った公演は、アーティストもステージ上でお酒を飲みながら演奏していました。MCの時間も長めに取られていて、客席とのかけあいも多く、これまでで最もアーティストとの距離が近いと感じました。

野外フェスの魅力もそうなのですが、ぼくはお酒を飲みながら演奏を聞くのがとても好きなので、最高の公演でした。

以上が、ぼくがこれまで経験した会場のタイプ別の感想です。これからはじめてライブというものに行ってみる、という人の参考にでもなれば嬉しいです。

明日は id:minesweeper96 さんです。

新しいMacbook ProのTouch BarにIntelliJで常にファンクションキーを表示する方法

新しいMacbook Proには、新しくTouch Barが導入されている。 普段はここに、ボリュームや画面輝度のスライダなどアプリケーションに応じていろいろなショートカットキーが表示されるが、キーボードのfnキーを押すとここがファンクションキーの列になる。

IntelliJ IDEAを使っていると、変数名の変更でShift + F6 とか、ファンクションキーを多用する。 そこで、いちいちfnキーを押すのは手間なので、特定のアプリケーション利用時は常にTouch Barにファンクションキーが表示されていてほしい。

設定は以下のとおり。

[システム環境設定]-[キーボード]で、その中のショートカットタグを選択。 この中の「ファンクションキー」という項目にアプリケーションを追加すると、そのアプリケーション利用時はTouch Barが常時ファンクションキーになる。

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これでいつもどおりIntelliJを便利に使える!