はてなスタッフアドベントカレンダー2日目の記事です。 昨日は id:onishi さんの 好きなものについて語る難しさ でした。
今年のテーマは「好きなもの」です。
ぼくは、好きなバンドが何組かあって、1~2ヶ月に1度くらいのペースでライブに出かけます。ライブハウスに行くことが多いですが、バンドによっては実に様々な会場で公演が行われます。そこで今日は、会場のタイプ別の感想や楽しみ方について書いてみようと思います。
ライブハウス
王道という感じです。 ライブハウスは規模によって趣が異なります。数百人が入れる箱もあれば、数十人くらいのものもあります。
小さなところだと、客席がとても近く、アーティストを間近に見れますし、大きな会場だと大勢の人との一体感が楽しめます。
ライブハウスでは、公演のチケットの他にドリンク代が必要で、かつてはワンコイン(500円)だったのですが、最近はドリンク代が600円のところが多くなってきました。あらかじめプレイガイドなどで購入したチケットをもぎってもらう際にドリンク代を支払い、ドリンクチケットを受け取ります。あとは任意のタイミングでドリンクカウンターに行き、ドリンクと引き換えましょう。アルコールもあります。
ライブハウスでの鑑賞は、位置取りが重要です。前の方に行くと熱心なファンがいて、激しい演奏のバンドなどだともみくちゃになります。後ろの方はそれほどでもないので、曲によって前と後ろを行ったり来たりしたり、最初は前の方で騒いで疲れたら後ろに下がる、など様々な鑑賞の仕方があります。
ライブハウスは、なんといってもアーティストとの距離がとても近いので、好きなバンドがいれば一度は行ってみることをオススメします。
野外フェス
最近は野外フェスが人気ですね。フジロックとかサマソニとか、そういうところです。フェスの醍醐味は、いくつかあります。複数のアーティストが演奏するので、1日でたくさんのバンドの演奏を聞くことができますし、野外の開放感もあります。
だいたい会場のどこにいても、なにかしらの音楽が常に聞こえているので、太陽の下でビールを飲みながら、遠くから聞こえてくる演奏に耳を傾けるだけでも非日常感が楽しめます。
お天気が崩れるとあまりよい体験にはなりませんが、泥まみれになりながら踊ったりするのもまた醍醐味といえましょう。
屋内フェス
年末のカウントダウンなど、冬場に開催されるフェスは屋内が多いです。幕張メッセなどの大きな施設が会場になります。
屋内フェスは、野外と違って天候の不安がありません。冬場でも、コートをクロークに預けて軽装で鑑賞できます。一方で、ステージがそれぞれ独立した建物の中に設置されることになるので、野外フェスのようにどこからともなく音楽が聞こえる、という雰囲気ではなく、いくつかのライブハウスが一箇所に集中していて、それをめぐる、という雰囲気になります。
夏の野外フェスなどはやはり暑さで過酷だったりもするので、過ごしやすさはダントツで屋内フェスのほうがよいですね。その分開放感は野外に劣ります。
多目的大規模ホール
大阪城ホールや東京ドーム、武道館などがこのタイプに入るでしょうか。何千人、何万人もの人が一箇所に入るような大きなホールでのライブです。
アリーナに入れれば楽しいのでしょうが、席によってはアーティストが豆粒くらいの大きさでしか見えず、公演のほとんどを会場の巨大ディスプレイ越しに観る感じになります。
ちなみにぼくは大きなホールのアリーナのチケットが取れたことがないので、だいたい後ろの方の席からの鑑賞しか経験がありません。あまり好きな形式ではないです。
コンサートホール
こちらは音楽専門のホール。クラシックなどが演奏されるところです。ロックバンドのアコースティックライブ、みたいな企画でこういった会場が用いられることもあります。
1人ずつ座席が割り当てられるので、落ち着いてゆったりと鑑賞できます。一方で、激しい演奏で体を揺らしたり隣の人と肩がぶつかりあったり踊ったり、といった鑑賞はできません。
好きな曲をじっくり、ゆったりと聞けるので純粋に音楽が楽しめる環境です。
ビルボードライブ
先日はじめて行きました。カテゴリに分類するとどう呼称するのでしょう。
レストランで、お酒や食事をいただきながら演奏を楽しむ形式です。
ぼくが行った公演は、アーティストもステージ上でお酒を飲みながら演奏していました。MCの時間も長めに取られていて、客席とのかけあいも多く、これまでで最もアーティストとの距離が近いと感じました。
野外フェスの魅力もそうなのですが、ぼくはお酒を飲みながら演奏を聞くのがとても好きなので、最高の公演でした。
以上が、ぼくがこれまで経験した会場のタイプ別の感想です。これからはじめてライブというものに行ってみる、という人の参考にでもなれば嬉しいです。
明日は id:minesweeper96 さんです。