アジャイルやスクラムを学んでいると、学習の途上で必ず「トヨタ生産方式」について知ることになる。そのため、コミュニティでは人気の施設で、展示品の面白さなどもあって「必ず1度は行っておくと良い」と教わりつつも機会が無かったのがトヨタ産業技術記念館である。
いい加減そろそろ行っておこうと思い、どうせなら1人で行くより何人かで感想を言い合いながら見学したほうが楽しかろうと、社内で呼びかけたところ10人以上の人から「興味がある」とリアクションがあったので、有志の社会見学会として企画して行ってきた。
社会見学会としては14時に集合、閉館時刻の17時に解散としたが、テクノランドという子どもが楽しめる施設が整理券が必要とのことで、お子さん連れのメンバーは午前中から来ている人もいた。
館内はまさに日本の工業の歴史資料館というようなおそるべき規模で、いち企業の資料館には到底収まらないレベルだった。

じっくり見て回れば1日では収まらない、という噂は聞いていたけれども、今回の企画では3時間で回ろうと考えていて、それでも3時間もあって時間を持て余さないだろうかと訝しんでいたが、フタを開けてみれば3時間たっぷり使って楽しむことができた。実演やガイドの説明などを丁寧に回るのであれば、もっと時間が必要だと思う。
事前に大野耐一の『トヨタ生産方式』を再読して予習していたこともあり、書籍で説明されていた織機などを改めて見たら不思議な感動があった。
自動車館も圧巻で、トヨタ2000GTの実車などを観ることができる。

こういった博物館や資料館では、ちょっとした動きを伴って説明を受けることができる装置があり、手元の四角いボタンを押すと展示の中のものが実際に動いて見せてくれる、という形式のものがある。トヨタ産業技術記念館ではプレスや組付け機といった巨大な装置がその仕掛けで展示されており、通りがかる人がボタンを押すたびにものすごい音を立てて巨大装置が動き出すのである。いったいいくら電気代がかかっているのだろうか。
すべて観終わる頃にはすっかりトヨタ信者になってしまい、ミュージアムショップで『劇画 豊田喜一郎復刻版(木本正次, 影丸譲也著)』を買った。
喜一郎の最期を描いたシーンなど大迫力である。

解散後は希望者によってさらに夕食に行き、記念館の感想や仕事における開発プロセスの話などをして盛り上がった。
同僚と行く社会見学は思いの外楽しかったので、またなにかおもしろそうな施設を探して行きたい思う。
