技術組織全体を管掌するマネージャーの仕事をしていると、油断すると自分のやっている仕事が誰からも見えていないまま数週間が経つ、ということがある。
自分の仕事の透明性はなるべく保ちたいし、そうでなければメンバーからの信頼は得られないと思っている。
なので、なるべく自分の仕事は以下のように見える化している。
- 自分のもっているタスクの一覧や進捗状況は、社内のグループウェアの誰でも閲覧可能なページで管理している
- タスク一覧の更新内容は、Slackの自分の分報チャンネルに流れるようにしている
このようにしているのだが、EMの仕事はたとえば人事に関することであったり、評価に関することであったりもするので、そういうのは公開できない。
入社直後は比較的、みんなに見えているタスク一覧の更新は活発だったが、だんだん時間が経つにつれて公開しづらい仕事が増えてきた。 結果、みんなに見えているタスク一覧と、みんなに見えないところで管理しているタスク一覧と、タスク管理を2種類やるはめになった。
そして見えていないタスク一覧にあるものの優先度があがっていき、みんなに見えているタスク一覧の更新頻度は大きく低下した。外から見えているだいくしーは、全然仕事をしていないマネージャーという見え方に...。なっているかどうかはわからないが、少なくとも透明性は下がってしまっている。
ここにこうしてブログに書いたり、カンファレンスで発表したりLTをしたりできる内容というのも、自分の仕事のごく一部に過ぎず、大半は外では話しづらい仕事ばかりである。
マネージャーの仕事の透明性を高く保つというこだわりは、これからも持ち続けていたいが、難しいんだよなーという特に着地しない話であった。