自宅が大阪にあり、台風21号の直撃を受けた。
自宅マンションはゆらゆらと、まるで嵐の中の船に乗っているかのように揺れ、窓の外を見ると、今まさに向かいの建物の瓦が飛んでいる。
窓のそばにいては危ないと思い、貴重品やPCなどのすぐに持ち運べる電子機器を奥にひっこめ、洗面台の影に隠れて息を潜めていた。
数ヶ月前、大阪で大きな地震があった。自宅周辺は震度5弱。本棚にあった本が散乱し、普段自分が座っている場所は埋まっていた。揺れを感じた瞬間、とっさに玄関に逃げていなかったら、自分はあの本の山の下敷きになっていたのだ。
今年の1月。酔って繁華街を歩いていたら、車に跳ねられた。怪我はたいしたことはなかったが、1ヶ月ほど通院した。
人間はいつ何時、危険の当事者になるかわからない。いずれも、生活が大きく脅かされるほどではないが、命の危険を感じる程度に被害にあった。
これまで40年間、無事に生きてきたが、ある日突然、命は脅かされる。恐ろしい。疲れた...。