『IntelliJ IDEAハンズオン』を読んだ。これまで英語UIに抵抗があった人は、導入のチャンスだと思います。

技術評論社さんより、『IntelliJ IDEAハンズオン』をご恵贈いただきました。ありがとうございます!

待望の日本語本

IntelliJ IDEAは優れたIDEであるものの、EclipseなどのようにUIが日本語化されておらず、導入にあたって少し敷居の高い印象がありました。

いざ、使い慣れてみれば、エンジニアにとっては馴染み深い単語が並んでいますから、操作するにあたって困ることは特にないのですが、 日本語UIに慣れている人にしてみれば、導入のネックになっていたのではないでしょうか。

本書は、IntelliJ IDEAの基本機能から応用まで、実に多くの操作手順が日本語で書かれています。これまで英語UIに抵抗があって導入をためらった人にとっては、大きな機会となるのではないでしょうか。

意外と知らない機能があって驚いた

ぼくは2012年頃から業務でScalaを書くようになり、Scala用のIDEとしてIntelliJ IDEAを使い始めました。その頃から考えると、もう5年ほどずっと使っているはずなのですが、改めて本書を読むと、まだまだ知らない便利な機能がたくさん紹介されていました。

まぁ、公式ドキュメントをちゃんと読めば書いてあることなのでしょうけど、このあたりも、改めて日本語で書いてくださったことで、目につきやすくなった、という事が言えるかもしれません。

FizzBuzzを書きながら操作を学ぼう

本書で面白いなーと思ったのは、基本操作編です。

プログラマがおそらく最も長時間操作するであろう、実際のコーディングに関係する操作について、みんなが大好きFizzBuzzのコードを書きながら、一通り学べる構成になっています。FizzBuzzという馴染みのあるコードを書くことで、ソースコードの内容はあまり気にせず、IntelliJ IDEAの操作に集中して読み進めることができました。 (サンプルコードが妙に複雑だと、そっちが気になってしまいますからね)

これから年末年始も近いことですし、正月休みを利用して新しいIDEの操作でもちょっと覚えてみるかなー、という人はぜひ読みましょう。