何回かに分けて書いている、2014年を振り返るエントリ。
今回は、今年読んだ本の中で印象に残っているものを雑に振り返ってみようと思う。
酩酊女子
- 作者: 酩酊女子制作委員会
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルや表紙の印象とは裏腹に、中身はガチ。 日本酒を勉強したい人の入門としてはすごくよい一冊だと思った。
世界でもっとも強力な9のアルゴリズム
- 作者: ジョン・マコーミック,長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/07/19
- メディア: 単行本
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さすがにこの業界で仕事をしていると、ここに書かれている内容はだいたい知ってる。 けれど、そういった知識の復習として、「そういえばこのアルゴリズムこんなだったな」みたいな おさらいになる。
あと、読み物として普通に面白かった。
コーディングを支える技術
コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 西尾泰和
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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もっと若いときに読みたかったなー、という一冊。 これからプログラミングをはじめる、みたいな人に読んで欲しい。
All You Need Is Kill
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 桜坂洋,安倍吉俊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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映画化するということで、読んだ。 めっちゃおもしろかった。
それはそれとして、Kindle版を買ったのだが、 ある日突然勝手に表紙がトム・クルーズに変わっていて悲しかった。
電子書籍、勝手に人の表紙をアップデートしてつらい。
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
- 作者: エリック・エヴァンス,今関剛,和智右桂,牧野祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 大型本
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DDD糖質制限おじさんの影響で、Scala使いはDDDを学ばねば、と思って買った。
読んでいると、他の人と議論したくなったので社内勉強会とか立ちあげた。
ハーモニー
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/12/08
- メディア: 文庫
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伊藤計劃は『虐殺器官』は読んでた。ちょうどこの頃、KindleのPaperwhiteを買ったばかりで、 最初の出だしを読んで、電子書籍で読むと雰囲気出そうだ、と思い読み進めた。
伊藤計劃はやはり最高だ。
王様達のヴァイキング
- 作者: さだやす,深見真
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: コミック
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Scala女子が作中に登場とすると聞いてKindleで読み始めた。 当時の時点ではまだScala女子の巻までKindle化されていなくて悲しかった。
エッセンシャル スクラム
エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド (Object Oriented Selection)
- 作者: Kenneth Rubin,岡澤裕二,角征典,高木正弘,和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 大型本
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アジャイラーたちが絶賛するので買った。 『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』あたりを読んで雰囲気を抑えてから読むと、 さらに理解が深まってよいのではと思った。
アイネクライネナハトムジーク
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: 単行本
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ぼくの中で空前の伊坂幸太郎ブームを巻き起こした。
How Google Works
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
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ちょうど、はてなに転職が決まるか決まらないか、みたいな時期に読んだ本で、 そういう今までとは異なる文化にジョインする、という自分の状況とうまい具合にリンクして、 すごく面白く読めた。
ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか
- 作者: ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ,瀧本哲史,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本
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どの本やでもだいたい『How Google Works』の隣に平積みになってたので、 気になって読んだ。ちょうどエンジニアリングとビジネスの両輪をどのように同期させるのがよいか、 みたいなことに悩んでいた時でもあり、いろいろ刺さった。
MEDIA MAKERS
- 作者: 田端信太郎
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2012/11/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はてなに入社して、CTOから「こういう本を読んでおくといいよ」と紹介された本。 何冊か教えてもらい、全部読んだがこの本が一番印象に残っている。
あまりこれまで"メディア"というものを意識的に考えたことは無かったので、 読んでいてはっとしたことが多かった。
ビジネスモデル全史
- 作者: 三谷宏治
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2014/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういうラインナップを見ていると、転職にあたって「自分は技術にこだわりたい」と言いながら かなり「ビジネス」を意識した指向になってるなーと思うな。
関数プログラミング実践入門
関数プログラミング実践入門 ──簡潔で、正しいコードを書くために (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 大川徳之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まだ読んでる途中だが、関数プログラミングを学ぶにあたってめっちゃ良い本だと思う。 ぼくが関数プログラミングを学んで、いろいろな文献からつまみ食いしていた内容がここに全部書いてある。
『すごいHaskell』を一冊読めばいい、みたいな話もあるが、こちらの方がとっつきやすい気がする。
強いチームはオフィスを捨てる
強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,高橋璃子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 単行本
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所属チームがリモートワークを推進しているので、読んだ。 リモート最高!!! ってなる。 実際はこの本に書かれているほど最高ではない部分もあるが、 リモートワークをやる人は読んでおくべきだと思う。
ちょいちょい「意見が受け入れられないなら転職しろ」みたいなことが書いてあるのが 気になった。
新世紀エヴァンゲリオン
新世紀エヴァンゲリオン (14) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 貞本義行,カラー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: コミック
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やっとぼくらのエヴァが終わった。
と思ったらまだ終わらせてもらえなかった、みたいな。
他にもまだ良かった本はいっぱいあるが、きりがないのでこのへんで。