2014年に読んだ本で良かったものを雑に振り返る

何回かに分けて書いている、2014年を振り返るエントリ。

今回は、今年読んだ本の中で印象に残っているものを雑に振り返ってみようと思う。

酩酊女子

酩酊女子 ~日本酒酩酊ガールズ~

酩酊女子 ~日本酒酩酊ガールズ~

タイトルや表紙の印象とは裏腹に、中身はガチ。 日本酒を勉強したい人の入門としてはすごくよい一冊だと思った。

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

さすがにこの業界で仕事をしていると、ここに書かれている内容はだいたい知ってる。 けれど、そういった知識の復習として、「そういえばこのアルゴリズムこんなだったな」みたいな おさらいになる。

あと、読み物として普通に面白かった。

コーディングを支える技術

もっと若いときに読みたかったなー、という一冊。 これからプログラミングをはじめる、みたいな人に読んで欲しい。

All You Need Is Kill

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

映画化するということで、読んだ。 めっちゃおもしろかった。

それはそれとして、Kindle版を買ったのだが、 ある日突然勝手に表紙がトム・クルーズに変わっていて悲しかった。

電子書籍、勝手に人の表紙をアップデートしてつらい。

エリック・エヴァンスドメイン駆動設計

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

DDD糖質制限おじさんの影響で、Scala使いはDDDを学ばねば、と思って買った。

読んでいると、他の人と議論したくなったので社内勉強会とか立ちあげた。

ハーモニー

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

伊藤計劃は『虐殺器官』は読んでた。ちょうどこの頃、KindleのPaperwhiteを買ったばかりで、 最初の出だしを読んで、電子書籍で読むと雰囲気出そうだ、と思い読み進めた。

伊藤計劃はやはり最高だ。

王様達のヴァイキング

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)

Scala女子が作中に登場とすると聞いてKindleで読み始めた。 当時の時点ではまだScala女子の巻までKindle化されていなくて悲しかった。

エッセンシャル スクラム

アジャイラーたちが絶賛するので買った。 『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』あたりを読んで雰囲気を抑えてから読むと、 さらに理解が深まってよいのではと思った。

アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

ぼくの中で空前の伊坂幸太郎ブームを巻き起こした。

How Google Works

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

ちょうど、はてなに転職が決まるか決まらないか、みたいな時期に読んだ本で、 そういう今までとは異なる文化にジョインする、という自分の状況とうまい具合にリンクして、 すごく面白く読めた。

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

どの本やでもだいたい『How Google Works』の隣に平積みになってたので、 気になって読んだ。ちょうどエンジニアリングとビジネスの両輪をどのように同期させるのがよいか、 みたいなことに悩んでいた時でもあり、いろいろ刺さった。

MEDIA MAKERS

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

はてなに入社して、CTOから「こういう本を読んでおくといいよ」と紹介された本。 何冊か教えてもらい、全部読んだがこの本が一番印象に残っている。

あまりこれまで"メディア"というものを意識的に考えたことは無かったので、 読んでいてはっとしたことが多かった。

ビジネスモデル全史

こういうラインナップを見ていると、転職にあたって「自分は技術にこだわりたい」と言いながら かなり「ビジネス」を意識した指向になってるなーと思うな。

関数プログラミング実践入門

まだ読んでる途中だが、関数プログラミングを学ぶにあたってめっちゃ良い本だと思う。 ぼくが関数プログラミングを学んで、いろいろな文献からつまみ食いしていた内容がここに全部書いてある。

『すごいHaskell』を一冊読めばいい、みたいな話もあるが、こちらの方がとっつきやすい気がする。

強いチームはオフィスを捨てる

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

所属チームがリモートワークを推進しているので、読んだ。 リモート最高!!! ってなる。 実際はこの本に書かれているほど最高ではない部分もあるが、 リモートワークをやる人は読んでおくべきだと思う。

ちょいちょい「意見が受け入れられないなら転職しろ」みたいなことが書いてあるのが 気になった。

新世紀エヴァンゲリオン

やっとぼくらのエヴァが終わった。

と思ったらまだ終わらせてもらえなかった、みたいな。

他にもまだ良かった本はいっぱいあるが、きりがないのでこのへんで。