さて、次の10年はなにをやろうか - DevLOVE Xで登壇してきた

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DevLOVE10周年(実際は今年は11年目だけど)を記念するイベントに呼ばれてお話してきました。

今年の2月に開催されたスクラムフェス大阪の懇親会で、新井さんから今度こういうのやるので話してください、とお声がけいただいたのだった。

この10年というのは、自分にとってもちょうどコミュニティ活動をはじめたり、キャリアに大きな変化があったりと印象的な10年だったので、その経験などを踏まて次のような発表をしてきた。

タイトルの「インターネット」「スマートフォン」は、それぞれ自分が携わる業界によって適宜読み替えてもらえば良い。人によっては「クラウド」とか「コンテナ」とか、「電気自動車」みたいなものもあるかもしれない。

自分は今、業界歴18年になるのだが、20年近く働いていれば、自分が新卒だったころには想像もできなかったような技術革新が1, 2回は必ず訪れるし、そのためにはそういう世の中の変化にうまく自分のキャリアや知識をアップデートしていかないといけない。定年まで働くとしたらまだ20年くらい残っているので、たぶんあと2, 3回は世界が変わるはず。

ちょうど、機械学習プロジェクトを仕事で扱うという体験をして、これはまさに世界の変化に対して自分をアップデートしたわかりやすい事例だな、と思ったので、これを事例として発表した。

10年前はプログラマとして新しい技術を学習したし、今はマネージャとしてそれをやっている。立場が変われば学習の解像度も変わるので、そのあたりをうまく見極めましょう、というのが言いたかったこと。

DevLOVE 10年

上のツイートが思いの外たくさんlikeされてた。

この10年、いろいろ悩みながら暮らしていて、ふと気づくとDevLOVEのこんな大きなイベントに呼んでもらえるようになっていた。 スピーカー控室で周りを見回すと、同年代の、同じようなキャリアを刻んできたおじさん達がたくさんいて、「なんかこの10年、ぼくたちがんばったよねー」みたいな気持ちになった。

LT大会では20代の若い人たちが、10年前のぼくらがやったように飛び込みで200人の前に立っている。

さて、次の10年なにをやろうかなー。

職種間の相互理解に"Welcome to My World"というアクティビティをやってみた

ぼくがディレクターを勤めているMackerel開発チームも最近だんだん大所帯になってきた。

エンジニアやSREの他にも、デザイナ、セールス、CREなど職種もさまざま。 同一職種同士は毎日顔をあわせているけど、他職種の人とは案外接点がなかったりするので、相互理解を深めるアクティビティを試してみた。

今回試したのは、"Welcome to My World"というアクティビティ。詳細は『ゲームストーミング』という書籍で紹介されている。

ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム

ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム

進め方

  • 異なる職種の人同士でペアになってもらう
  • 5分間で、ペア相手の仕事内容を想像して、手元のメモなどに書いてもらう
  • 10分間、お互いの想像した内容を披露しあって、相違点があれば説明を聞く
  • 全員で1人あたり2分ずつくらい、ペア相手の仕事に対する発見を紹介する

感想

意外とお互いの認識の差分が少なくて、我がチームは相互理解がけっこうできてるなーと思った。 一方で、「SREがコードを書いてるとは知りませんでした」とか「デザイナーって思ったより多様な仕事があるのですね」といった発見もあり、それなりに効果はあったと思う。

最も安くマーベル・シネマティック・ユニバースを全作観る方法 (2019年5月現在

(2022年6月14日追記)

2022年7月以降にDisney+に入れ!それだけで全部観れる!以上!!!!!

(追記終わり)

アベンジャーズエンドゲームの好評を受け、GWを利用してマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)を全作観ようとしてる人をTLで観測している。

ぼくもちょうど去年のGWにインフィニティ・ウォーシフトで同じことをやったのであった。一昔まえだったら、映画シリーズをおさらいしようと思えば、レンタルビデオ店に行って借りるしかなく、そういうときはだいたいみんな同じことを考えているので肝心な作品が貸出中で歯がゆい思いなどをしたものである。

2019年の令和の時代は動画配信サービス隆盛期。わざわざレンタルビデオ店に行かなくても、インターネットにつながる機械と、高速インターネット回線さえあれば家に一歩も出ずに観ることができる。

しかし!! MARVEL STUDIOは今、ディズニー傘下の会社だから、ディズニーの動画配信サービスを契約すれば全作鑑賞できると思ったらそれは違うのである。アイアンマン1作目, インクレディブル・ハルク, スパイダーマンホームカミングの3作は、なんとディズニーは配給権を持っておらず観ることができない。20世紀フォックスを傘下に収めこの世のすべてを手に入れたかと思えたディズニーであったが、ソニーパラマウントにその影響力は及ばないのである。

サブスクリプション見放題でMCUを全部観る方法

30日間無料キャンペーンで何作観れるかというのは勝負どころか。

最安値でMCU全作観る方法

Amazon Prime VideoがMCU作品のレンタルの中では最も安いように思う。だいたい1本300円-500円という相場のところ、なんと1本 199円サブスクリプションサービスでは未配信のアントマン&ワスプも199円で観られる!!!

ということで、Amazon Prime VideoならPrime会員でなかったとしても総額4,000円ほどで全作観られる。

そのリリース日そんなに大事ですか?

今期の目標設定を決めましょう、というときに、よく「〇〇の機能を期日どおりにリリースする」と書きたくなりがち。ぼくも以前はよく書いていた。

マネージャの仕事をそれなりの期間やっていくうちに、この考え方はまったく意味がないな、と思うようになった。

リリース日を遵守する、というのは、プロダクトのビジネス価値を生み出す要素の一つにすぎない。期初にたてた予算が、この日にリリースされることを前提に計画されている、とか、競合製品よりはやく価値を出すためにはどうしてもこの時期にリリースしたい、といった感じだろう。

なのでリリース日を目標にするのはなんの問題もない。当然そのように振る舞うべきだ。ただ、これが評価に結びつくととたんに破滅する。

リリース日遵守を基準点。遅延すると減点、前倒しで加点。こんなふうにしてしまうと最悪。

開発を進めるうちに、どうしてもリリース日に間に合いそうにない。スコープを絞って間に合わせるか、期日を後ろにずらすか、そういう判断を迫られることはよくある。というか、システム開発なんてほとんどこのパターンだ。なんの手も打たずにリリース日に間に合いませんでした、なら減点でよい。が、ステークホルダーをきちんと巻き込んで、調整の結果、スコープを絞るよりもリリース日を遅らせてでもここまでやりきったほうが、ビジネス価値は高まりますね、という判断の結果遅れたとしたらどうか。遅延したので減点? そんなわけあるか。ビジネス価値を最大化するために大活躍したので、むしろ加点すべきじゃないか。

リリース日というのはとてもわかりやすい指標なので、手っ取り早く扱ってしまいがちなのだけど、それではだめだと思う。

何月何日にリリースしないといけません。その理由はなぜなのか。それをちゃんと考えた上でリリース日は扱っていきたい。

ちなみにぼくは今現在、リリース日を守ることが最も価値を最大化する、という仕事をしている。なのでこの場合はリリース日を大事にしてOK。ようは優先順位の問題。

キャプテンマーベルは「ヒーロー」だった

Twitterで書いたらいいんだけど、まだ観てない人もたくさんいるだろうからこっちに感想書く。

女性主人公だからといってセクシーなコスチュームを着ることもなく、恋愛要素もなく、これまでのmcu主人公たちと同様、人間味のある「ヒーロー」として描かれているのが本当に良かった。

困難に対して、常に立ち上がり続けたものが「ヒーロー」なのだ!!!

キャロル・ダンバース最高!!!