Scala関西Summit2016にスタッフ参加しました

summit.scala-kansai.org

10月8日に開催されたScala関西Summit2016に、去年に引き続きスタッフとして参加していました。

当日の発表資料などはこちらにまとめています。

http://b.hatena.ne.jp/daiksy/search?q=scala_ks

BackLog で管理しているタスク一覧を見ると、最古の課題が2016年2月21日とあるので、どうやら2月から8ヶ月くらいかけて準備をしていたようです。

今年はとてもバランス良くセッションが集まり、初心者から上級者まで楽しめる幅広いイベントになったと自負しています。セッションは公募しているので、我々がなにかをしたというより運の要素が強いのですが、このあたりは委員長のきのこさんのひきの強さを感じます。

去年も同じことを書きましたが、Scala関西Summitは委員長のきのこさんの、イベントの終着点に対するとても強いイメージがあり、我々スタッフはそのイメージに引っ張ってもらいながら形にしていったという印象があります。個性の強い優秀なスタッフたちをまとめ上げながら、これほどのイベントをやり遂げるのは流石だな、と思います。

今年、特筆すべき点としては、学生スタッフが非常にたくさん参加してくれた、ということです。 こういったコミュニティはどうしてもある程度メンバーが固定化しがちですが、若い人たちが興味をもって手伝ってくれることで、Scalaコミュニティの裾野がさらに拡がっていければいいな、と思います。

ぼくはこのあと、イベントレポートを雑誌に執筆し、その後ScalaMatsuriのスタッフとして来年の2月にむけてコミットしていこうと思っています。

ScalaMatsuri 2017|日本最大級の Scala のカンファレンス

来年のScalaMatsuri、そしておそらく開催されるであろう、来年のScala関西Summitもよろしくお願いします。

iPhoneが新しくなってPokémon Go Plusがペアリングできなくなったら

iPhone6からiPhone7 Plusになり、iTunesフルバックアップから移行したところ、Pokémon Go Plusがペアリングしなくなる現象に見舞われた。

 

解決したので手順を書いておく。

 

www.pokemon.jp

 

ここに書いてある、Pokémon Go Plus側の操作で一旦接続をリセットすると、新しいiPhoneでもペアリングされるようになった。

 

具体的な操作としては、Pokémon Go Plusのボタンを5秒押す。すると青く点灯するので、その状態で再度ボタンを5秒押す。本体の点灯が白くなったら成功。

 

その後再度ペアリングを実行すればよい。

シン・ゴジラを通常->IMAX->4DX->極上爆音上映 の順で観た(ネタバレあり)


『シン・ゴジラ』予告2

シン・ゴジラ。結局今日までで5回観た。

感想めいたエントリも書いた。

daiksy.hatenablog.jp

今日は、ついに念願の立川シネマシティでの極上爆音上映を観たので、これまでの上映形式ごとの感想を書いておこうと思う。

初回:通常版

大阪ステーションシネマで公開日翌日に鑑賞。

初回ということもあって劇場の設備というよりも純粋に映画の内容に感動した。当日、ステーションシネマの前でプチビアフェスのようなものがやっていたので、クラフトビールを飲みながら鑑賞できたのが最高だった。

2回目, 3回目: IMAX

初回を観て遅めの昼食を食べていたらいてもたってもいられなくなり、どうせならいい設備で観たいと思いエキスポシティのIMAXを予約。

エキスポシティは日本で唯一の次世代IMAX劇場である。

stohspaceg.hatenablog.jp

入り口もなにやら荘厳な感じ。

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シン・ゴジラIMAX用に撮られていないので、IMAXのフルサイズで観られるわけではない。しかしビルの6階建て相当という巨大スクリーンと音響の迫力はすごかった。

ちなみに前から3列目くらいに座ったのだけど、スクリーンがでかすぎて映像全部が目に入らないので、少し後ろ目の席がオススメ。

2回目鑑賞中に映像が数分停止する、という事故があり、お詫びの無料招待券を貰ったので3回目もIMAXを視聴する動機となった。

4回目: 4DX

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同じ映画を複数回視聴するなら、複数回目は絶対4DXがオススメ。最高の体験ができる。

以下、最高の体験リスト

  • 会議シーンでなぜかゆっくりと左右に揺れる座席
  • ゴジラが出血したら顔にミストが吹きかけられる
  • 屋外のシーンでは風が顔や足にあたる
  • ヘリのローターにあわせてやはり風があたる
  • 石原さとみのシーンで謎のアロマの匂いが放出
  • ゴジラのアップのシーンでもやはり謎のアロマ(石原さとみとは別の匂い
  • 自衛隊ヘリが機銃を打つとなぜか背中のツボ押し装置が作動
  • 全体を通してもっとも座席が揺れたのが予告編

4DXはもう1回行きたい

5回目: 極上爆音上映

立川シネマシティの極上爆音上映!!!!

数々の伝説とともに語られる究極の上映形式を体験してきた。

立川シネマシティはむかし国立に住んでいた時に、当時マトリックス・リローデッドを3回くらい観に行った劇場でもある。

映画を爆音で上映し、マッドマックスやガルパンが未だに公開されている劇場、どんな様相なのかと思いきや...。

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異常なムーディさ!!!!! このあと怪獣映画を爆音でかける劇場とは思えぬ。

シン・ゴジラの極上爆音上映。控えめにいって最高であった。できれば、ここで初回を観たかった。

4DXを経験してしまったので「体感」という意味ではあちらのほうが面白いのだが、ゴジラの咆哮やビルの破壊音の度にお腹のそこにズズンッ!と響く重低音がたまらん...。

東京駅でビルでゴジラを押しつぶすシーンの音響がとにかくすさまじくて最高だった。

また、「立川でシン・ゴジラを観る」というシチュエーションがとにかく最高。すぐそこに里見総理臨時代理がいるわけですよ!!!!

鑑賞後、有人在来線(中央線)に乗って東京駅に行き、有人新幹線(N700系)に乗って大阪に帰るという体験もまた最高であった。

読むだけでビールがおいしくなる本 - 白熱ビール教室 -

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

『白熱ビール教室』を読んだ。

これはビールが好きな人も、そうでもない人も、ビールを飲む機会のあるすべての人が読むべき本である。

ぼくが友人にベルギービールを教えてもらったり、クラフトビールに興味を持ちだした頃、ちょうど『もやしもん』のビール編がまとめられた8巻を読んで、ビール醸造についての知識を得た。

もやしもん(8) (イブニングKC)

もやしもん(8) (イブニングKC)

その後、ビールに詳しい友人だったり、行きつけのビアバーや酒屋さんなどから少しずつ学んで、ビールに関する様々な知識を蓄え、ビールを楽しむことがひとつの趣味となっていった。

『白熱ビール教室』は、我々ビール愛好家が長い年月をかけて得てきた知識を、たったの数時間で網羅することができる究極の一冊である。

この本の素晴らしいのは、単にビールに関する知識が得られる、ということだけではない。

様々なビールのスタイルごとに、そのビールはどういう味わいがあって、どのように飲めば美味しく飲めるのか。そのスタイルを飲む際にはどのような香りがあって、どのような部分が強調されているのか。そのようなビールの味わい方を知ることができるのである。

ちょうどこの本を読み終えた日の夜。ぼくは機会があって、とあるお店でピルスナー・ウルケルを飲むことになった。そういえばと『白熱ビール教室』の記述を思い出し、まずはプロの手によって注がれたビールの泡のきめ細やかさを楽しみ、芳醇な香りを楽しみ、キレのある飲み心地を楽しんだ。

これまで何度も飲んだことのあるピルスナー・ウルケルであったが、その夜に飲んだ一杯が人生でいちばん美味しかった。

読むだけで、翌日から飲むビールが格段においしくなる本。ぜひご一読されたい。

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

極めてリアルな日本が描かれるシン・ゴジラがあえて逸脱したアンリアルのさじ加減

shin-godzilla.jp

このエントリにはネタバレがあります

シン・ゴジラがあまりにもよかった。

もともと、庵野秀明エヴァンゲリオン!) & 樋口真嗣平成ガメラ3部作の特技監督!)の組み合わせ(『巨神兵東京に現わる』!)のゴジラ、ということでおもしろくならないはずはないのであるが、最初は公開されてから世の中の評判などを見てから観に行こうかな、と思っていた。

ところが、ぼくのTwitterのタイムラインにこれが流れてきたのである。

ああ、これは絶対今すぐに観ないといけないやつだ、と思ってその場でチケットを予約した。

意味がわからない人は『アオイホノオ』を通読しよう。

圧倒的な熱量を持つ創作物と出会ったとき、しばらくその作品以外のあらゆるものに興味がもてない、という状況が続くことが稀にある。

今ぼくはその状態にいる。

この作品に対して、批評めいたことを書きたい気持ちにもなった。3.11を彷彿とさせる被災映像の数々、ゴジラ殲滅のために選択される、多国籍軍による熱核攻撃、これらは、われわれ日本人に刻まれた魂の記憶を抉る作品なのである、的な。

しかし、こういう批評はさんざんすでに出回りつつあるし、中にはたいへん素晴らしいものもあるので、わざわざぼくが書かなくてもいいだろう。

シン・ゴジラは単純に怪獣映画として最高である。

物語は官邸を中心に進む。政府首脳が、民主主義の手続きを経ながら、日本という国の運営プロセスにのっとって総力を挙げてゴジラという災厄と対峙する物語である。それは極めてリアルに描かれる。その一方で、特撮シーンは最新技術によってリアルに描かれつつも、意図的な演出によって微妙に、あえてリアリティを損ねるように描かれる。

この意図的なリアリティからの逸脱こそが、「怪獣映画の文法」であり「日本の特撮の真髄」を我々に見せつけるのである。

現実世界の自衛隊に配備されているものと同じ装備でゴジラに攻撃が加えられる。富士総合火力演習にカメラを持ち込んで取材した、というその映像はリアリティにあふれている。ところが、その効果音(砲撃音や弾着音)は、ニュース映像でみるようなリアルな音ではない。われわれが慣れ親しんできた「怪獣映画の爆発音」なのである。

圧倒的な迫力で首都東京をなぎ払うゴジラの放射熱線も、ウルトラマンスペシウム光線などを思わせる謎のビーム音とともに放出される。

あげく、ゴジラに最後の一撃を加えるのは 無人在来線爆弾!!! 爆弾を搭載したJRの在来線が東京駅に陣取るゴジラめがけて四方から突撃してくるのである!!!! これぞ特撮!!!! これぞ怪獣映画!!!!!

庵野秀明という人のこの絶妙のバランス感覚はなんなのだろうか。常人が同じことをやろうものなら、だだスベリする事案ではないか。

シン・ゴジラがハリウッド版を凌駕するのは、まさにこの「特撮のさじ加減」があってのことなのである。それは、庵野秀明自身が素顔で演じているのにどうみてもウルトラマンにしか見えない、という伝説を作った男だからこそなしえたことなのである。

帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令 - Wikipedia

2016年に特撮の怪獣映画が観られる。この1点でもって、シン・ゴジラは最高であると断言する。

コミュニティで存在感を高めるために -Scala関西Summit各種募集のお知らせ -

summit.scala-kansai.org

Scala関西Summitスタッフの @daiksy です。

10月8日の開催日にむけ、スタッフ一同いろいろな準備を本格化させています。

昨年に開催された前回のScala関西サミット、今年の1月に開催されたScalaMatsuriと、Scalaの大きなイベントでは非常にたくさんの人が参加してくださいます。ここ数年で大きく成長したScalaコミュニティですが、これからScalaをはじめようとされている皆さんも、遠慮無く参加してさらに盛り上げていきましょう。

Scala関西Summitでは現在、スポンサーとスピーカーを募集中です。募集締め切りも迫っているということで、イベントの宣伝を兼ねてそれぞれをご紹介しようと思います。

スポンサーはコミュニティでの存在感を劇的に高めます

Scala関西Summitでは企業スポンサーを募集しています。こちらは一度、所定の期間を経て募集を終了していたのですが、終了後も企業様からのお問い合わせが続いたため、8月5日まで延期することになりました。

スポンサーセッション枠があるゴールドスポンサーは所定枠が終了しているのですが、シルバー・ブロンズそれぞれの枠はまだ募集中です。

シルバー以上のスポンサーは特設ページにて求人やサービス紹介を行うことができます。

Scala関西 Summit 2016 - スポンサー企業 求人・製品情報

毎年「へー、あの企業さんはScalaを採用しているのか」と声が聞かれたり、実際にScalaプロダクトの求人を探しているエンジニアにピンポイントでリーチできるなど効果の高いページになっていると思います。

昨年、Scala採用企業に転職した スタッフの@hayasshi_ も、転職先企業がイベントに積極的にかかわる様子を見てこの会社で働きたいという思いを強めたとのこと。

OSSプロダクトなどを利用して開発を行うチームにとって、そのコミュニティで存在感や発言力を高めるのは非常に重要なことです。実際多くのScala採用チームが、開発に利用しているプロダクトに積極的に貢献しながら品質を高めています。

Scala関西Summitなどの大きなイベントにかかわるのは、自分たちのコミュニティにおける存在を高めるよいきっかけになるのは間違いありません。

スピーカー募集はお気軽に

スピーカー募集は7月31日までとなっています。

Scalaの大きなイベントでの登壇は、大きなプレッシャーがかかるのも理解できます。しかしScala関西Summitでは、幅広い参加者に楽しんでもらうため、いろいろなジャンルのスピーカーを求めています。

Scalaというと関数プログラミングのイメージが強く、大きなイベントではそういったジャンルの専門的な議論が多く行われているイメージがあるかと思います。

しかし、一方で一般参加者の目線で考えみると、専門的な議論をするためにイベントに来る人ももちろんおられるでしょうが、地元で開催される大きなイベントに参加するのをきっかけに、これからScalaを学び始めようかな、という思いで来場される方も多くいらっしゃいます。

そういった「これからScalaをはじめてみよう」という皆さんから、ある程度使いこなして実践的な話を聴きたいという人まで、幅広い層をカバーするために、我々は初心者から上級者まであらゆる層のスピーカーを求めています。

Scalaを少し勉強して慣れてきたので、これから学ぶ人向けに話しをしてみたいな、という気軽な気持ちで構いませんので、ぜひスピーカーに応募してください。

スピーカーとしての参加もまた、コミュニティに大きく貢献する手段のひとつです。

Scalaコミュニティをさらに拡げるために、我々はみなさんの参加を心よりお待ちしています!!

summit.scala-kansai.org

最近の転職サイトではコミュニティ活動歴なども聞かれる

BarCamp San Diego 2

年に1回くらいの頻度で、暇な時にアカウントを持っている転職サイトのレジュメを更新することにしている。

ちなみに転職するつもりはまったくない。

転職サイトに登録して、自分の情報を最新に保っておくと、スカウトメールなどでだいたいの自分の市場価値を推し量れたりするし、スカウトしてくる企業などからなんとなく業界動向を察することができるからだ。

久しぶりに登録画面を開いてみると「習得言語」の欄にScalaとかGoとかSwiftとか最近よく目にするプログラム言語のチェックボックスがある。ここに入力欄があるということは、こういう言語で実際に求人を出す企業が増えているのだろう。

入力項目を更新しつつ、画面をグリグリスクロールしていくと「自己研鑚」という謎の項目があった。

その項目を見てみると、「個人としての技術情報の発信」とか「技術コミュニティの所属歴」といった項目がある。

最近は転職エージェントでもこのあたりをポイントとするようになったようで、自分がかつてエージェントを使って転職活動をしていた頃とは隔世の感がある。

これを逆に考えると、最近のエンジニアの転職活動はこういった項目への入力が当たり前となっていて、他の求職者との差別化要因にはなりにくくなっている、ということなのかもしれない。

そもそもコミュニティで名前が売れてる人はエージェントなんて使わなくても余裕で転職できるだろうし。

ちなみに、別の大手転職サイトの入力項目をメンテしたときはまだこうのような項目はなかったので、転職エージェント業界もいろいろあるようだ。